
ニセコの雪に負けない木々

S市の自宅近くの斜面の白樺

雪解けとともに姿を現した物干し台です。
ニセコ(倶知安)は年間の平均降雪量が12メートルを超えます。ですから、その雪に埋もれてしまうと、ステンレスのパイプさえ見るも無残に曲がってしまいます。
一方、その雪に負けることなくしたたかに生き抜いている木があります。
平らなところでは上からの力(雪の重さ)だけですが、斜面では雪の重さに加えて、雪が滑るため計り知れない斜め方向の強い力が木に加わります。
毎年その力に押されながらも、必死に幹を曲げながら耐え抜いた木だけが生き残ることができます。ニセコの斜面では真っ直ぐな木は一本もありません。
ちなみに、S市程度の雪(年間平均降雪量約5メートル)だと、斜面でも木はほとんど真っ直ぐに伸びています。