2005年2月9日、正月以来約一ヶ月振りにニセコに行って見ると...。

札幌にいる間、毎日インターネットでニセコの降雪量をチェックしていました。
1月2日から2月9日までの降雪量が約500センチでしたので、覚悟はしていましたが、あまりの多さに声が出ませんでした。
そのとき外気温はー3℃、積雪は200センチでした。

雪の階段を作り、

家の南側に回ってみると、


デッキから、ふだんはこのように見えるのに、

何も見えません!

これは大変だ!一刻も早く屋根の雪を下ろさないとマジ家が潰れるかもしれない。
設計士から理論上この程度の雪で家が潰れる事はないとは聞いていましたが、この雪を目の当たりにし、屋根全体に乗っている雪の重さを考えると、理論など信用できません。
早速屋根の雪下ろしに取り掛かりました。
まず家を暖めなければなりません。
次に、天井裏に暖気を送る前に、軒天ボードの通気孔を塞ぎ、屋根に上って、軒端の雪と屋根の上端の雪庇を落とし、背骨部分で雪を分ける必要があります。
しかし、雪が軒先から大きくせり出しており、軒下に入ると危険ですので軒天の通気孔を塞ぐことができませんでした。
また、屋根の上端の雪庇も、下の雪とつながっていたため落とせませんでした。
結局、10日の12時から天井裏への通風を開始しました。
外は終日吹雪。気温も−7度と低く経過していましたが、薪ストーブはもとより、あらゆる暖房器具をフル稼働した結果、天井裏の温度が順調に上昇し、10時間後には19℃になりました。
もっとも、天井裏全体の温度ではなく、コードの長さの制約からやむなく階段上部(暖気の通り道)に置いたセンサーの温度です。
「この調子だと朝までには落ちる」と期待して眠りにつきました。
すると、夜中の2時過ぎ、ガガ、ガガ、ガタ、ガタと屋根の雪が動く音で目が覚めました。
矢張り落ち始めたなとホッとしたのも束の間、ズズズズーと滑り始めた直後、
ベキッと何かが折れる大きい音がするではありませんか!
まさか!と飛び起きて和室の窓から恐る恐る覗くと、軒が無残に折れ、その上に分厚い雪(氷)がのしかかっていました。
OH MY GOD!
あまりにショックが大きかったからでしょう、そのときは一枚も写真を写していませんでした。
(続く)
posted by tosshy at 13:57|
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