
早く起きろ!外に出せ!家に入れろ!
新しい水をくれ!トイレを綺麗にしろ!
これはイヤだ!あれもイヤだ!もっと旨いものをよこせ!
どこからともなく我が家に迷い込んでから早16年。
最近の我がままぶりは、あの・・ヨメさえも敵わない。
ココまでくれば立派なもの。
もし、許されるならお前を、
『限界ペット』
と呼ばせてもらおう。その定義は、
高齢で限りなく我侭。もはや癒しの要素は無く、周囲から、『まだ?』、『そろそろいいんじゃない?』などと、熱く期待されているペット。
...ですが、まだまだ長生きしそうだな。
それにしてもフテブテシイ面構えです。
今日は、午後から・・ヨメがテニスの練習に出かけましたので、いつものようにお留守番でした。
すると、こんな電話がありました。
『もしもし、○○さんですか?』(中年女性)
『はい、そうです』(私)
『先ほどリンゴを注文していただいた△△ですが...お母さんいる?』(中年女性)
いきなり『お母さんいる?』と聞いてきましたので、一瞬ビックリしましたが、そのしゃべり方から、どうやら私を子供と間違えたらしい事が分かりました。
普通は旦那が家にいるはずがない時間帯ですから,仕方がありません。
さて、身分?を名乗るべきか否か?と迷いつつも、この際子供になりきることにし、
『今、出かけています』(私)
すると、
『そう。...実はね。送り先の住所なんだけど、最後の番地が分からないの』(中年女性)
たまたま電話の前に送り先の住所を書いた紙がありましたので、即座に、
『5番地です』(私)
『5番地だけでいいの?』(中年女性)
『はい。田舎ですので番地だけで届きます』(私)
『そうなの。どうもありがとうね』(中年女性)
『よろしくお願いします』(私)
かくして、無事子供を演じきることができました。
あの中年のオバサン?まさか電話の向こうで65歳の子供が話しているとは...。
幸い、たまたま入れ歯をしっかりと装着していましたので、フガフガのしゃべりかたではありませんでしたが、まさか子供に間違えられるとは...。
もし機会があったら、何歳くらいの子供と思ったのか聞いてみたいものです。
なお、電話で子供と間違えられた事は今回が初めてではありません。知らない人はもちろん、親戚のオジサンを相手に子供を演じたこともあります。
相手が勝手に勘違いしているわけですし、演じきったときの快感もありますし...。一種のRPG?
もっとも、『人が悪い』と言われれば否定できませんね。
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