
どんな花が咲くのでしょうか?
我々夫婦が結婚したのはS46.5ですので、間もなくマル37年になります。
私は、結婚後、家の事はもっぱらヨメに任せ、単身赴任していた2年間を除き、ほとんど家事はしませんでした。
ただ、心の片隅では『男は外で働いているのだから家事や育児は女の努め』と考えていたかもしれませんが、確固たる信念があったわけではありません。
私が現役時代は、ヨメがそのことで不満を口にしたことはほとんどありませんでした。
しかし、3年前に私が退職するとヨメの態度が一変しました。
私が一日中家でゴロゴロし、しかも家事を一切しないことが気に入らなかったらしく、事ある毎に、
『少しは家のことを手伝って頂戴!!』
と言い始めました。さらに、
『主婦にも定年があったらいいのに!』
とまで・・・。
で、とりあえず週3回のゴミ出しと風呂洗いをすることになりました。
しかし、そんなことぐらいで納得するようなヨメではありません。
朝夕のリキ(愛犬)の散歩を引き受けましたが、まだまだ足りません。
彼女の要望は『家事は折半』
に近いものでした。
『家事から半分解放されたらもっとテニスに打ち込める』
そう思っていたに違いありません。
そこまで私にさせるの?働かないという事はこうも惨めなのか・・・。
仕事から解放され、やっとのんびりできると思っていたのに、甘かった!
こうして私のストレスは溜まる一方で、1年後には完全に『鬱状態』になっていました。
そんな私を心配した子供たちに勧められ、2006.5に始めたのがこのブログでした。
あれから2年、私はこのブログのおかげで社会復帰?できたと思っています。
また、この2年間は本当にいろんなことがありました。
特に、昨年1月のヨメの入院は結婚後最大のピンチでした。
幸い7月末には寛解退院に至り、その後も順調に回復し、今回チェンマイでロングステイすることができました。
先日も書きましたが、同じ病院の患者仲間6人のうち二人の方が亡くなったことを思うと、本当に運が良かったと思います。
なお、ヨメの入院は我々夫婦に大きい変化をもたらしました。
それは、家事の中で最もエネルギーを必要とする食事(炊事)に関して、仕度はヨメ、後片付けは私という役割分担が定着したことです。
食事以外の家事(掃除、洗濯)は主としてヨメがやってくれます。もちろん私もできるだけ協力しています。
掃除や洗濯は私にも出来ますが、ヨメから見ると私の仕事内容が合格点に達していないのか、任せられないそうです。
もちろん家事は炊事、洗濯、掃除の他にもイロイロあります。しかし、それらを全て均等に分担というわけには行きません。
人には当然得意、不得意の分野があり、それぞれが得意分野を担当することが一番望ましいと思います。
つまり、家事の全てを折半するのではなく、互いに助け合い、それぞれが得意の分野を担当することが大切だと思います。
このことは極めて当たり前の事だと思います。しかし、分かっていてもなかなか出来ないのが現実ではないでしょうか。
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