『お父さん、犬を飼うからね。最近のお父さんを見ていて、犬が絶対必要だと思ったわ』
と、言い出しました。
私のためを思って言ってくれるのはありがたいのですが、
まず、我々高齢者(65歳と60歳)が新たにペットを飼う場合、自分達の年齢のことを考えなければなりません。
つまり、最後までその犬の世話をすることができるかどうか見極める必要があります。
最近の犬は15年以上生きることが珍しくなく、犬を残して我々が先立つ可能性が大いにあります。・・・そのとき、その犬を引き取ってくれる人は?
その前に、我々のどちらかが欠けたり体調を崩し犬に手が回らなくなることも考えられます。・・・そのとき、犬の世話をしてくれる人は?
旅行することもあるでしょう。・・・そのとき犬はどうする?
ロングステイはまず無理か。
こう考えてくると、消極的にならざるを得ません。
また、同居中の長男の意見は『絶対反対』です。
リキが倒れたとき苦労していますし、将来何かあった場合、直接影響を受ける事が分かっているので当然だと思います。
タイ在住の次男の意見は『お父さんに犬は必要だと思うし、飼う事には反対しない。しかし、まず人間ドックに入って健康を調べてほしい』です。
これまた一理あります。
しかし、私は『死ぬまで元気』がモットーですので、ドックに入ってわざわざ病気を見つけたくはありません。もちろん今は元気です。
隣町の長女の意見はまだ聞いていませんが、犬好き彼女のことですから、飼う事に反対はしないと思います。ただ、いざ具体化するとイロイロ心配するでしょうね。
ヨメは私のために飼うと言っています。もちろんそうでしょうが、本音は、リキを亡くした寂しさではないでしょうか。
昨日、ブログにリキの写真をアップしたのがまずかったのか?
そんなヨメを見ていると、3年前に83歳で他界した犬好きの義母の事を思い出します。
一人暮らしだった義母は長い間マルチーズを飼っていました。
その愛犬が死んだ後、ショックからか犬は飼っていませんでしたが、年を取るにつれてだんだん心細く、寂しくなったらしく、古希を過ぎた頃から『犬を飼いたい』と口にするようになりました。
しかし、ヨメ(娘)が『犬は長生きだよ。犬を残す事になるから止めなさい』と反対するため泣く泣く諦めていたようです。
その代わり、我が家のリキをとても可愛がってくれ、我が家に来る時は必ずリキへの土産(ソーセージ)を買って来てくれました。
当時は、
『もし義母が犬を残して亡くなったら、我が家でその犬引き取るしかない。しかし、リキがいるので無理だ。仕方が無い』
と考えていました。
ところが、今回、義母の立場に立たされ、
『無理を承知で飼わせてあげればよかった。可哀想なことをしたな・・・』
と思いました。
我が家のリキ2号騒動、一体どうなるのでしょうか?
帰国後1ヶ月余が経ちました。家の周囲に残って雪もすっかり消え、クロッカスが咲き、チューリップが芽を出し、レンギョウや木蓮も芽吹いています。
水道水の温度も、3.3℃から

6.1℃になっていました。もちろん未だ冷たいですが・・・。
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