
以前にも触れたことがあるが、この時期の風物詩故お許し願いたい。
春が近づくと、樹木などの根元の周囲の雪が周辺の雪よりも早く溶ける。
この現象を『根明け(根開け)』と呼ぶそうだ。
その原因についてネットで調べると、
@ 雪面より木の幹の方が太陽のエネルギーを多く吸収するため、
木の根元の周囲が局所的に早く融けるから。
A 幹を伝わって根元に落ちた雨水や、
太陽に温められた雪融け水などがその周囲の雪を融かすから。
B 幹の根元の周りに温かい風の流れができるから。
C 樹木が吸い上げる水が周囲の雪より温度が高いから。
等など、まさに諸説紛々?で、どれも決め手に欠けるようだ。
やっかいなことに、根明け(根開け)は生きた樹木だけでなく、無生物にも現れる。
活木の根元の根明け(根開け)



活木とそれの支柱にも同じように現れている。
無生物の周りの根明け(根開け)


要するに、上述した@〜C等、
いろいろな要素が複雑に絡み合って起きる現象なのかもしれない。
いずれにせよ、この現象が現れると春が直ぐそこまで来ていることを実感する。
