
今日は下屋の工事だったので、2階の窓からその様子をじっくりと見ることが出来た。

まず この道具で鉄板と鉄板の繫ぎ目をカット。実によく切れる。
壁際から30センチのところで鉄板を切り

この道具で挟んで起こし

3人がかりで 引っ張って剥がす。かなり重労働だ。

すると 鉄板の下から防水シートが現れる。


防水シートを剥がすと 野地板が現れるわけだが、
防水シートが釘で野地板に打ち付けられ 何箇所かボンドで貼り付けられていたため
防水シートを引っ張ると 野地板(ベニヤ)がところどころ剥離してくる。
日当たりが良い場所だし しばらく好天が続いているからか 野地板は乾燥しているが
これでは全く使い物にならない。
予定どおり野地板を全て撤去。

野地板の下から 垂木が現れる。幸い垂木は全く傷んでいない。
壁に差し込んだ鉄板を剥がそうとしている。

垂木や根太の下に この家を支えている躯体(鉄骨)が見える。
鉄骨には全く錆びがない。やはり頑丈さが売りの家だ。
根太は 鉄骨にボルトで固定されている。

2階部分と1階部分の結合部分に水切りがあり 下屋の鉄板はその水切りの内側に差し込まれていた。
水切りの下の壁面には防水シートが張られていた。
この水切りがあったお陰で壁をカットする必要がなくなった。
つまり 作業が楽だしリスクも軽減するのだ。

野地板(コンパネ)を 鉄砲(職人さんはそう呼んでいた)で垂木に打ち付ける。
5〜6センチの釘を圧縮空気で瞬時に打ち込む優れものだ。
野地板を張りながら 別の職人がパラペットの解体を始めた。
すると またもや不安が現実となった。

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