

NHKテレビで北大の前身札幌農学校の初代教頭だったクラーク博士の特集をやっていた。
クラーク博士が札幌を去るとき生徒たちに残した言葉
『Boys, be ambitious(少年よ大志を抱け)』はあまりにも有名だが、
ほとんどの人はその後に続く言葉を知らない。
『(Boys, be ambitious) like this old man』がそれだ。
しかし当時50歳だった博士が自分のことをold manと言うはずがないと言う説がある。
他に『・・・・・Be ambitious not for money or selfish aggrandizement ,
not for that evanescent thing which men call fame .
Be ambitious for the attainment of all that a man ought to be 』
と語ったと言う記述もある。
それらの真偽はともかく、最初の『Boys, be ambitious』は
私にとって大切な、人生を決めたとも言える言葉である。
なぜなら、その言葉に魅かれて北大にやって来たからだ。
残念ながら抱いていた『大志』は儚く消えてしまったが・・・。
なお わずか8ヶ月で離日した同博士の晩年は不遇だったらしい。
帰国後マサチューセッツ農科大学の学長を辞め、洋上大学の開学を企画するが失敗。
知人と共に鉱山会社を設立したたが、やがて会社は破産。
その破産をめぐって裁判沙汰に。
さらに心臓病が発生して寝たきたりの生活になり
1886年3月9日、心臓病でこの世を去った。享年59歳。

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