雪道のせいかどの車もノロノロ運転。
いつもだと約30分で札幌の市街地を抜けられるが、50分もかかった。
一路ニセコへ

こんな感じで中山峠を越え、京極の噴出し公園で少し水を汲み、
5時少し前、ようやく倶知安に到着。
家に着くと早速外回りを点検。
屋根の雪は思ったより少ない。
軒下にかなり雪が溜まっているところを見ると、何度か屋根から落ちたようだ。
屋根、軒、デッキ、階段に異常なし。
外気温−3.5℃、室温−1.2℃。この時期にして温かい。
次は腰まである雪を20メートルほどかき分け、大量の荷物を運ばなければならない。
もちろん私の仕事だ。
ヨメは、薪ストーブの他、補助の暖房器具(床暖、温風ストーブ、パネルヒーター)
をフル回転させて部屋を暖めている。
約30分で荷物の搬入が終了。
そのときヨメが、
『お湯が出ない!』
と叫ぶ。
調べると、風呂場と洗面所はお湯が出るが、流しのお湯が出ない。
風呂場と洗面所は給湯ボイラーから近いが、
流しはボイラー室から天井裏を通って来るためリスクが大きい。
水落としが不十分だと途中で凍結する可能性があるからだ。
大抵1,2時間で開通するのでしばらく様子を見ることにした。
しかし、1時間経っても、2時間経ってもお湯が出る気配は無い。
次第に過去の悪夢が頭をよぎる。
それは、この家を建てたその年の冬に起きた。
天井裏の給湯パイプが空気抜きの弁付近で凍結して破裂したほか、風呂場の蛇口も破裂した。
真冬に天井裏から水がザーザー流れ、天井、壁、床が水浸しになり、風呂場では水が」垂れ流し状態に・・・。
しかも、不在中に起き、たまたま様子を見に来た施工業者が発見したわけで、
流れた水はなんと80トン!
このときは、説明が不十分だったということで業者が無償で修理してくれた。
しかし、業者に哀願され上下水道代(7万円?)は私が負担した。
ところが翌年の冬も天井裏のパイプが凍結して穴が開き、そこから水(湯)が流れ出した。
幸い滞在していた(正確には到着後お湯を流し始めたときだった)ので、
被害は最小限で済んだ。
それに懲り、早速天井裏のパイプにも凍結防止の熱線テープを巻いた。
以来天井裏のパイプは破裂しなくなった。
・・・のだが、2時間経ってもお湯が開通しないのは変だ。
3時間後、ようやく開通した。
天井裏から水が流れ出た形跡は無い。
やれやれ、よかった。
と思ったのも束の間。
床下から水が流れる音が聞こえてくるではないか!
焦って床下に下りると土砂降り状態だ。
OH MY GOD!
土砂降りを止めるには給湯ボイラーへの給水コックを閉めるしかない。
その後、流しの下にもぐって調べた。
ひょっとして・・・

給湯ボイラーの水を落としたとき、天井裏のパイプ内に残った水を受けるための蛇口とパイプ。
白い薄壁の裏側を覗くと、
見事な?亀裂

蛇口に接続されたパイプにパックリ亀裂ができていた。
土砂降りの原因はこれだ!
いつも給湯パイプ内の水を抜くときは、
蛇口を30分くらい開いたままにしておいてから閉めているが、
前回(11月24日)は急いでいたので10分くらいで閉めたような気がする。
やはり基本に忠実にしないとだめだ。
もちろんヨメに、
『お父さんがちゃんとしなかったからだよ。えらい出費だ!』
と叱られた。
ところが、悲劇はこれだけではなかった。
萩焼が・・・

ン十万円もする?(たぶんしない、絶対しない)萩焼の花瓶が・・・。
ヨメが水を捨て忘れたため、凍って割れてしまった。
2年前の夏、私の実家からゲットしてきた花瓶だ。
ヨメはかなりショックだったようだが、形あるものはいつか壊れるってこと。
ドンマイ、ドンマイ。
それより、給湯パイプの修理の方が大事だ。
この家を建ててくれた建設会社の社長に電話すると、
『年末だし厳しいが、緊急事態なので、出入りの水道業者を通じて地元の水道業者に連絡してみる』
とのことだった。
明日朝には連絡が来る予定だが楽観できない。
もし、水道業者が来てくれなかったら、風呂と洗面所はお湯も水も出ない。
流しの水とトイレは給湯ボイラーとは別の経路なので使用可だが、
真冬にお湯なしでの炊事は大変だな・・・。
いちいち沸かすのは面倒だし、薪ストーブの上にやかんをかけておくか。
でも、よく考えてみたら4,50年前の生活に戻るだけだ。
快適な便利さに慣れすぎたことへの警鐘なのかもしれない。
などと格好つけるつもりはサラサラないが・・・。
とんだ年越しになりそうだ。
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我々に楽隠居なんてありませんね。
でも、人から必要とされていることは嬉しいことだと思います。
来年も、大いに愚痴をこぼしながら元気に頑張りましょう!