
今回屋根を葺き替えるにあたり 一番気がかりだったのは1階の屋根(下屋)をどうやって壁に接続するかだった。
業者は最初 壁を10センチ幅で切り取りそこから壁の中に鉄板を差し込んで立ち上げることを考えていたが、
幸いなことに、1、2階の接合部に水切りがあったので その中に差し込まれていた古い鉄板を剥がし
代わりに新しい鉄板を差し込んで立ち上げれば良いことが分かった。
つまり 全く壁を傷つけることなく壁と鉄板を接続できることが分かった。

古い鉄板を剥がし 防水シートと野地板を取り去った状態。
水切りの下にある古い防水シートはそのまま残し

その上に新しく防水シートを貼った。
できれば古い防水シートの下に新しい防水シートをもぐりこませたいが
古い防水シートが がっちりと壁に貼り付けられていた。
やむなく古い防水シートの上に新しい防水シートを貼り

水切りに中に差し込む形で鉄板を立ち上げて葺いた。

さらに 鉄板で覆った胴縁(横木)を被せてコーキング。これで下屋と壁との接続が完了。
屋根の端は

鉄板と鉄板の繋ぎ目を しっかりと締め付け 折り曲げて叩いている。
なお 煙突と屋根との接合部は雨漏りの原因になりやすく 腕の悪い板金屋に当たったら悲惨だ。
何度修繕しても雨漏りが止まらないため やむなく煙突を塞いだ家がある。
服?を着た煙突


今回は 劣化しつつある煙突を守るため 煙突全体を鉄板で覆っている。
さて、問題山積だったパラペットは・・・

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