
ただ、ひょんなことから生後40日のリキというラブラドールをS市の自宅飼うことになり、リキと散歩する度に、「大自然の中で、自由に走りまわせてやりたい」とは思っていました。
1年後、希望がかなってS市に転勤できました。
我々夫婦は、私の勤務地だった九州のM市で所帯を持ったのですが 一人娘を手離した後、S市で一人暮らしをするようになった義母蕁麻疹が出来るほど寂しがっていると聞かされ、北海道への転勤を希望し続け、5年後ようやく道東のK市に上陸できました。3年後S市に帰還しました。それからは、自宅のあるS市を基点に、地方都市(A市やN市)に行っては戻るという生活を送っていました。
ですから、妻にとってS市は特別のところのようです。勿論、デパートもありますし...。
その年の夏、家族で道南の檜山地方を旅行した帰り、別荘地分譲中の幟につられて寄り道をしたのが運命の別れ道でした。
道路が行き止まりになり、曲がりくねった道をバックしようとしたのですが、側溝に脱輪し、親切なT不動産の方の助けを借りるハメになりました。
JAFが来るまでの間、彼と雑談しているうちに、「まだ売り出し前ですが、とてもいい物件があります。見ていきませんか。」と言われたので、深く考えないまま付いて行くことにしました。
するとどうでしょう、そこだけ、うっそうとした森の間から、あの羊蹄山が真正面に見えるではありませんか。(まさに上の写真) それまで、不動産広告のチラシを目にしたときは、良いところはほとんど「済み」になっていたので、勿論「これはチャンスだ。」と即決しました。
後で妻が、「悪い予感が当たった」と笑っていました。
こうして、いよいよ夢の終の棲家ゲット大作戦が始まりました。
リキの成長を記録した写真も順次アップします。
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