

上はデッキからの羊蹄山、下は裏手に見えるアンヌプリ(1308M)です。我家はアンヌプリの麓にあります。
現役で働いているときは、日々の仕事に追われ、「生き甲斐」などとあらたまって考えたことはほとんどありませんでした。
しかし、こうして365連休状態になると、嫌でも考えざるを得ません。特に、年を取れば取るほど、「生き甲斐」を持つと言うことが大事なことだと痛感しています。それこそが、生きていく上で、最大のエネルギーだと思われます。
妻は胸を張って言います。「私に採っての生き甲斐はテニス」と。そうでしょうとも。全てのスケジュールが、テニスとの絡みで決まっていることからみても明らかです。
私はそっと小さな声で、「ニセコ暮らし」と呟きます。
このように、二人とも「生き甲斐」を持っていますので、ある意味では幸せな夫婦かもしれません。しかし、残念ながら二人の「生き甲斐」には、いまのところ共通項がほとんどありません。
私は現役時代から、「リタイヤ後は、妻と二人でのんびりとニセコで暮らしたい。」と考えていましたし、そうなるものと思っていました。ところが現実はそう甘くありませんでした。
私の最大の誤算は、「私がリタイヤしても妻はまだ現役だった。」ということです。
今はただ、妻が一日も早く引退してくれることを願うのみ。それまでは、妻のスケジュールに合わせてニセコに行くしかありません。
子供たちは、「だったら、お父さん一人でニセコに暮らしたら?」と言いますが、分ってないんだよナ....。
残り少ない人生だから、大自然に恵まれた、日本有数のリゾート地(T不動産の宣伝文句)を、夫婦でゆっくりと散歩しましょうよ。
心地よく疲れた後は、林に囲まれた我が家に帰り、広々としたデッキで手作りのイスに座り、真正面に羊蹄山を眺め、小鳥の囀りや、すぐ近くを流れるJ川のせせらぎを聞きながら、ゆったりとモーニング珈琲を飲む。まさに至福の時間じゃありませんか。
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ラケットが振れる限り,彼女が引退するとは考えられません。他の方法を考えましょう。
ダメです。ニセコに行きなさい。
このままでは,お父さんの“人生の楽園”が“ブログ”になってしまいます。
それではあまりに悲しすぎます。
ニセコでネタ探ししてきなさい。