
我が家の庭は猫の額ほどしかない。
それでも 約30年前集合住宅を出て初めて一戸建て移り住んだときは
庭を持った嬉しさからいろんな樹を植えた。
まず 近所の原野(当時はまだ周囲は原野が残っていた)から
自生の白樺の幼木を2本移植した。白樺のある庭が昔からの夢だったので・・・。
その後、次々に
モクレン、ナナカマド、梨、さくらんぼ、ブドウ、石楠花、レンギョウ、
オンコ、蝦夷松などを次々に植えた。
しかし、当然のことながらそれらの樹は10年も経つと大きく育ち
日当たりが悪くなるは、落ち葉の始末が大変になるは・・・。
哀れ白樺は 私以外の家族の嫌われ者になり 僅か10余年でその命を絶たれた。
その後数年の間に 梨、モクレン、ナナカマドが犠牲になった。
ただ 樹高が高かったモクレンは とりあえず地上1.5メートルを残して切り倒した。
すると翌春 切り株や根元から無数の蘖(ひこばえ)が出てきて成長し始めたではないか。
その姿を見ると 残った切り株はもう切れなくなる。
以来そのモクレンは 我々を恨むことなく毎年真っ白な花をたくさん咲かせている。
現在残っている主な木は
モクレン、レンギョウ、さくらんぼ、石楠花、オンコ、ブドウ、蝦夷松、など。
今年もまた新芽がふくらみ始めた。





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