

札幌に戻ったら何もすることがない と思っていたが甘かった。
子供達から『あなたの奥さんの悪口は言いたくないけど ちょっとひどいよ。
お仕事が忙しいらしく 全く主婦はしていないから』
と聞かされていたので ある程度は覚悟していたが 酷い!
水回り、特に台所の惨状は目を覆いたくなるほどだった。
ヨメは数年前から『私は主婦業を定年退職した』と公言して憚らないが
時々テレビで紹介しているダメ主婦の台所と十分戦えるレベルだった。
これではとても料理をする気にはならないと思う。
さりとて ヨメが帰ってくるのは4日先。
その間 レトルト食品で食い繋ぎ
ゴミ台所レベルをさらにグレードアップするだけの勇気があれば
私の人生は変わっていたと思う。
しかし 残念ながら生まれつきの小心者。
『ヨメの不始末は夫が責任をとる』しかない。と
その幸せを嚙み締めながら黙々と片付けた。
主婦には定年があるかもしれないが 主夫にはそれがなさそうだ。
きっと私は 棺桶の蓋を閉められるまで皿を洗い続けることだろう。

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