特に、雨と風は絶対禁物です。雨が降れば滑りやすくなるため極めて危険です。また、少しでも風が吹けば巨大なビニールシートがあおられてコントロール不能になります。
また、作業量から最低3日間は無風の好天が続いて欲しいと思っていました。
毎日週間予報をチェックし、2005年10月10日、作業を開始しました。
ところが、予期せぬ事態に遭遇しました。
朝から好天だったので、張り切って8時半過ぎに屋根に上がったところ、夜露で屋根が濡れていたのです。
日が昇って屋根が乾くのを待つ事にしましたが、10月の太陽は低く、なかなか乾きません。
やっと乾いたと思って屋根に上がると、今度は屋根の色が黒い為、裸足では歩けないほど熱くなっていました。
仕方なく、屋根の部分は靴下を履き、ビニールシートを張った所は裸足になって作業しました。
乾いたビニールシートは、靴下を履くよりも裸足の方が滑りません。
余談ですが、サランラップ(ポリビニリデン系)がビニールシートに対して摩擦抵抗が非常に大きく滑りにくい(水分が介在しても滑りにくい)事を偶然発見?しましたので、裸足にサランラップを巻いて作業することも考えましたが、結局サランラップは使いませんでした。
なお、命綱はそれを留めるところがなかったので使いませんでした。
イザ作業を始めてみて、考えていた以上に大変な作業だと気付きました。
何よりも一人でするため極めて能率が悪いということです。
@ 屋根の上で、ビニールシートに結わえたビニール紐を、デッキの屋根に取り付けた垂木のヒートンに結ぶ。
A 屋根から下りて別の梯子を上り、ビニールシートの反対側に結わえたビニール紐を、外壁の垂木に取り付けたヒートンに縛り、ビニールシートを固定する。
B ビニールシート同士を接着テープで張り合わせる。
たったこれだけの事ですが、一人でやると大変でした。
特に、少しでも風が吹くと、巨大なビニールシートがあおられてとんでもないところに移動してしまいます。つまり、屋根から下りて梯子を上ったとき、結ぶべきビニール紐がないのです。
何度無駄足を踏んだことか...。
結局、全ての作業を終えるのに丸4日かかりました。
もし、二人でやったら1日で終わったと思います。
これが完成した力作?です。
北西側の屋根

南東側の屋根

北側から見た屋根全体

比較のため試験的に張らなかった部分が見えます。
デッキの屋根@

天窓があるため苦労しました。
デッキの屋根A

谷の部分です。
我ながらよく出来たと思いました。今でもそう思っています。
我が家の屋根は尾根を軸にシンメトリーになっています。
ですから、当初「もし1シーズンで表面が埃などで傷ついて滑りが悪くなったら裏返せばいい。そうすれば、最低2年は使えるので、10万円かかったとしても、1年当たりは5万円になる」と計算していました。
ビニールシートを張った後、風が吹くたびに気になって屋根の様子を見ていて気付いた事がありました。
それは、屋根に張ったビニールシートは、風が吹き込んで膨らむだけではなく、上を通り抜ける風に吸われて引っ張られるということです。
中学校レベルの理科の知識があれば分かる事かも知れませんが、実際に張ってみるまで気付きませんでした。
11月中旬に1週間ほどニセコに滞在しましたそのたとき、毎日10数センチ雪が降りましたが、降った雪がほとんど積もることなく、面白いようにサラサラと滑り落ちました。
まさに大成功です。ひょっとした特許物かもなんてことを考えたりしました。
ところが、約1ヵ月後再び訪れると...。
(続く)
..ヨメ情報
5890
今日の白血球の数です。
昨晩眠れなかったとかで、あまり元気はありませんでしたが、体調そのものはそれほど悪くなさそうでした。リツキサン、チョップとも、前回に比べ副作用はかなり軽そうです。
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