しかし、そこで諦めたらそれまでの苦労が水泡に帰してしまいます。
何か良い方法はないか?その後も屋根の雪を簡単に落とす方法をいろいろ考えました。
屋根の勾配を大きくすることはできない。屋根の滑りを良くすることもできない。屋根に上っての雪下ろしはそろそろキツイ。
しかし、天井裏をちゃんと暖めることができれば、今の屋根でも間違いなく雪は落ちる。
そこで、これまで何度か試してきた屋根裏を暖める方法の問題点(能率の悪さ)を検討した結果、天井部のできるだけ高い部分に換気ファンを取り付け、高所の暖気を強制的に天井裏に送ることを考えました。
早速、建築士と業者に相談しましたが、返事は「どれだけ効果があるか疑問」でした。
しかし、他に良いアイデアが浮かびませんでしたので、ダメモトでいいからと、強引に工事を依頼しました。
結局、排気ファンを3個、吸気ファンを1個取り付けることにしました。全部排気にしなかったのは、天井裏と部屋の気圧を調節する為です。上部にあるのが排気ファンです。


また、業者の提案で、排気ファンの先に口径150ミリの蛇腹を取り付けて、軒先部分まで暖気が行き渡るようにしました。

この作戦の結果は当ブログ「雪の国から...その15」(2/13)に書いたとおり大成功です。
当初の計画では、屋根裏に上る階段口を閉じたままで送風する予定でしたが、開けておいたほうが能率が良いことが分かりましたので、開けたまま送風しました。

(再掲)
また、150ミリの蛇腹用としては最大の換気ファンを使いましたが、蛇腹とファンをもっと大きくすれば、さらに能率が上がったと思いました。
ただ、そうすると値段が相当高くなるらしいので仕方がありません。
なお、今回のおもちゃは15万円です。
しかし、このように無駄にならなかったし、来年以降も使えますので..ヨメには叱られませんでした。
「雪の国から」シリーズは今回で一応終わりです。
しかし、私の理想は、定住していなくても、どんなに寒くても屋根の雪が自然に?落ちることです。ですから、これからも理想の実現を目指して雪との闘いが続きます。
いずれ近い将来、「新・雪の国から」シリーズをお送りする事になると思います。
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